2025年6月16日(月)に開催いたしました「@cosme上半期新作ベストコスメアワード2025レポート 受賞商品とクチコミから読み解く生活者の今とこれから」ウェビナーの、ウェビナー中の質疑応答パートでお答えしきれなかったご質問と事後アンケートでお寄せいただいたご質問<全9問>にリサーチプランナーが回答いたしました!
ぜひご参考にしていただけますと幸いです。
今回受賞商品をみると、特に美容液で高価格帯の商品の受賞が目立ちました。
今回受賞商品をみると、特に美容液で高価格帯の商品の受賞が目立ちました。お金をかけてもいいと思う点で上位にあげられた、研究開発(成分含む)を感じられやすいアイテムと言えるのかもしれません。また、最近インフルエンサーが「お金をかけるべきアイテムはこれ」といったような内容を投稿するケースも増えてきており、アイテムによる二極化も進んでいくかもしれないですね。
(今回の受賞商品とは関係なく、@cosme全体的な傾向となります)
アットコスメメンバーへのアンケートによると、インナーケアの使用者の年代層は比較的高く、40代以上がメインとなっております。クチコミでは「おなかの調子がよくなる」といった体調管理、「おやつの代わりに」といった栄養管理、「肌がきれいになる」といった肌管理のほか、「効果はわからないがお守り的に飲む」といった精神的な目的が見られています。
UBS証券株式会社 調査本部 ⾵早 隆弘 ⽒によると、PBはこれまでは⽇常的に使う⾷品、家庭⽤品での導入が多かったが、今後は付加価値のある商品が求められるスキンケア、プロテイン、サプリなど、ヘルスケア・ビューティー分野へ進出していくだろうと分析されています。
参考:https://www.istyle.co.jp/news/press/2025/06/0611-tr.html
大変に申し訳ございませんが、実際にヘルスケア・ビューティ分野におけるPB商品数が増えているのかは、弊社の有するデータからだけでは難しい状況でございます。
例えば、韓国のヘルス&ビューティストア「Olive Young」やマツキヨココカラ&カンパニーが、おいしさと健康を両立するお菓子のPBを展開されるなど、生活者に認知されている「お店らしさ、お店の強み」を活かすことが重要かと考えております。
今回受賞2商品のクチコミを分析すると、いずれも成分に対する期待感の大きさがみられます。また、両商品ともトライアルサイズの展開も行っており、今年の受賞商品の共通点ともいえる、生活者が求める点をしっかり押さえている点も支持された要因の一つと言えるのではないでしょうか。
すでに化粧水や美容液など人気な商品も多くスキンケア全体に広がっていると考えています。特に成分軸で人気な商品が多く見られます。
はい。アットコスメに投稿されるインナーケアへのクチコミでは、まだまだ件数は多くはないですが「韓国」というワードの出現が増加しており、今後も期待されます。インナーケアは体内に吸収されるもののため安全性が重視されることから、コスメに比べると海外のものを取り入れることへの慎重性は高いとは思われますが、クチコミでは美容医療的アプローチ(例えば「飲むグルタチオン」など)や、韓国アイドルの影響などが見られています。
「薄膜」という表現が続くかはわかりませんが、作りこまれたものではなく、素肌を綺麗に見せてくれる商品、スキンケア効果の高い商品へのニーズは続くと考えています。最近クチコミで増加しているワードに「ブラー効果」「ぼかす」というものがあり、フィルターをかけたような仕上がりも引き続き注目しています。
化粧品、美容グッズ、美容家電、日用品などを対象としています。
参考:https://www.cosme.net/bestcosme/archive/2025_half/about-bestcosme/
ご紹介は以上となります。
たくさんのご質問・ご意見をいただきありがとうございました。
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