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【佐藤製薬】アイスタイルの研修プログラム「Beauty Innovation Insight」をビューティトレーナー向けに実施。専門知識と市場トレンドを融合し、研修で終わらせないアクションプランを創出

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佐藤製薬が展開するスキンケアブランドの成長を支える同社の専門職「ビューティトレーナー」に向け、2025年11月、アイスタイルの美容業界に特化した研修プログラム「美容業界イノベーションプログラム」の一メニュー「Beauty Innovation Insight」を実施しました。同プログラムにより、製薬会社ならではの堅実な強みに加え、変化の激しい美容トレンドをどう取り入れ、組織の意識や行動を変革しようとしたのか。佐藤製薬株式会社 化粧品事業部 部長 郷野摩紀様に、導入の背景と成果についてお話を伺いました。

【今回お話をお伺いした方】

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 佐藤製薬株式会社 化粧品事業部 部長 郷野摩紀様
プロフィール/株式会社資生堂にてヘアケア・スキンケア・メーキャップ・ボディケア等、幅広く化粧品マーケティングに約30年携わり、外資系メーカーに転籍。その間、アソシエイトマーケティングダイレクター・グローバルマーケティングマネージャーとしてブランドマネジメントの経験を積み、2025年8月より現職。


Beauty Innovation Insightとは
美容業界イノベーションプログラムのインプット「美容業界イノベーション講座」だけを切り出し、最短90分から実施できるプログラム。美容業界のイノベーションを発信する専門メディア「BeautyTech.jp」の知見を体系的に整理した3つのオリジナルインプット「美容業界の未来社会仮説」「美容イノベーションキーワード」「美容イノベーションキーワードの解説講座」と、「参加者同士の想いと対話を深めるアウトプット」を組み合わせて提供します。


専門職「ビューティトレーナー」に向け、初の試みとなる「学術・トレンド」融合型研修

―― はじめに、佐藤製薬における化粧品事業と、今回の研修を実施するに至った背景について教えてください。

郷野: 弊社は「ユンケル」「ストナ」をはじめとするOTC医薬品のイメージが強い会社ですが、実はスキンケアブランドにも長く注力しています。特に、OTC医薬品、生薬研究、製剤技術など創業から培った資産をフルに活用した「エクセルーラ」やミネラル豊富な南仏ユリアージュ温泉水を配合した「ユリアージュ」は、一度使っていただければその良さを実感していただける製品です。私自身も愛用者の一人ですが、非常にリピート率が高く、根強いファンの方々に支えられています。

また、弊社の化粧品事業を現場で支える要とも言える存在なのが、お取引先であるドラッグストアに向けた教育や、売り場づくりの提案応援を行う専門職であり全国に16名いる「ビューティトレーナー」です。

これまでビューティトレーナー向けの研修は、商品情報の勉強・成功事例研究・コミュニケーションスキルといった実務的な研修内容が中心で、美容業界情報のインプットの機会は限定的でした。また社内には医薬品に関する情報は豊富なものの、ビューティトレーナーのメンバーと話をする中で、「移り変わりの早い美容業界のトレンドや知識をもっとアップデートしたい」という声も聞かれていました。

そこで今回の研修では、改めて会社としてのバックグラウンドや、和漢植物(生薬)の知識、新商品に関する情報を研修として紹介するだけでなく、視野を広げて世界的な化粧品市場のトレンドを知る機会を作ろうと決意しました。具体的には、2日間の日程で、ユンケルの生薬研究、和漢植物研究、皮膚科学といった自社の学術・研究部門からの講義に加え、アイスタイルの研修プログラム「Beauty Innovation Insight」を組み合わせるという、初めての試みを行いました。

―― 研修として内容の濃いプログラムですね。

郷野: はい。化粧品の知識の前段として会社のバックグラウンドやそもそも生薬・和漢植物とは何か、といった本質的な部分から理解を深める構成にしました。会場には、生薬として知られるゲンノショウコのお茶や自社製品のユンケルなどの飲み物も用意しました。「自社商品として普段から親しんで飲んでいるかもしれないけど、研究と学術の話を聞きながら飲むとまた違う体感を得るかもしれない」という狙いもありました。また、研修の途中で弊社社長の佐藤が激励に駆けつけてくれた場面もありました。トップからのダイレクトな挨拶により「会社として化粧品事業に期待している」というメッセージが強く伝わったと思います。

普段はひとり部署的に奮闘するプロフェッショナルたちが集結。「チーム」として会社の未来を語り合った日

―― 研修に参加されたビューティトレーナーの皆さんは、普段どのような働き方をされているのでしょうか?

郷野: ビューティトレーナーは全国に16名おり、主なお取引先であるドラッグストアの店舗スタッフに向けた教育や、売り場づくりの提案応援を行っています。弊社の営業担当はどうしても男性が多く、化粧品のテクスチャーの違いや美容トレンドの話になると、どうしても踏み込みきれない部分があります。そこを補完し、店舗様に対して化粧品の商品知識・専門的な情報から提案応援を行うのも彼女たちの役割です。

ただ、一人で複数の県など広いエリアを担当しており、普段は各地を車や電車で移動しながら黙々と単独で仕事をこなしています。創意工夫しながら頑張っているものの、どうしても悩みや課題をそれぞれで抱え込みがちな環境にありました。

―― そうした環境の中で、今回アイスタイルの研修プログラム「Beauty Innovation Insight」によるグループワークはどのような意味を持ちましたか?


2日間の研修のうち、初日の半日はアイスタイルのプログラム「Beauty Innovation Insight」を実施しました。このパートでは、以下の内容を通じて、未来志向の議論と実践的なアイデア創出を行いました。

未来予測のインプット:
専門メディア「BeautyTech.jp」が予想する「2040年の美容の姿」(未来社会仮説)について、説明と解説を行いました。

トレンドと事例の解説:
40種類の「美容イノベーションキーワード」から佐藤製薬に関連性の高いものを厳選し、国内外の最新事例を交えて解説しました。

グループディスカッション:
インプットをもとに、佐藤製薬の未来の成長領域や機会について議論しました。

実践的なワーク:
佐藤製薬の強み(アセット)と美容業界のトレンドを掛け合わせ、ビューティトレーナーとして具体的にできることを考えるグループワークを実施しました。


郷野: 非常に大きな意味がありました。普段は一人で活動することが多いビューティトレーナーたちが、仲間と一緒に多角的な視点でディスカッションできたことは、今回の研修の最大の成果の一つです。 「この人はこう考えるんだ」という発見や、「もっと自分たちの活動をこうしたらいいんじゃないか」といった気づきで、意見交換が活発に行われ、よりチームとしての一体感が生まれました。「仲間と一緒に議論できて本当によかった」という声が多くの参加者から上がっていました。

ただ座学で聞くだけでなく、インプットした後に自分たちで考えてアウトプットするBeauty Innovation Insightのプログラム構成は、今回の私たちのニーズにぴったりとはまりました。

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化粧品事業部との「混合チーム」で生まれた新たな視点

―― 今回の研修には、ビューティトレーナーだけでなく化粧品事業部のメンバーも参加されました。

郷野: Beauty Innovation Insightでは各グループに化粧品事業部のメンバーが1名ずつ入り、部門混合でディスカッションを行いました。 普段は業務連絡や調整ごとのやり取りが中心で、今回のような「未来」や「課題」についてフラットに話し合う機会はなかなかつくれません。いつもとは違う視点でアイデアを出し合ったり、活動を振り返ったりすることは、事業部のメンバーにとっても非常に良い刺激になったようです。

お互いのネットワーキングという意味でも有益でしたし、担当業務の垣根を超えたコミュニケーションが生まれたことは、今後の組織運営においてもプラスに働くと確信しています。

―― 研修2日目の最後には、具体的なアクションプランも作成されたそうですね。

郷野: はい。2026年7月の期末に向けて、一人ひとりが自分のアクションプランを作成しました。改めて知った佐藤製薬のバックグラウンドや学術・研究部門からの情報、Beauty Innovation Insightのグループディスカッションから得た気づきを、具体的にどのように成果に結びつけていくか。 2日間の研修の振り返りでは、「今までの研修で一番充実していた」という声も上がるほど、参加者のモチベーションは高まっていました。

インプットした知識をブレイクダウンし、自分の行動計画に落とし込む。自分の仕事の型ができているベテラン社員にとってはマンネリ打破のきっかけに、経験の浅い社員にとっては「これでいいんだ」という自信や、先輩メンバーから学び「今後の活動への指針」を得る機会になったと感じています。

製薬会社の強み × 美容トレンド。佐藤製薬が描く未来

―― 郷野様ご自身は、今回の研修を通じてどのような手応えを感じられましたか?

郷野: 個人的にも非常に大きな収穫がありました。Beauty Innovation Insightで示された世界的な潮流と、私たちがこれからチャレンジしようとしている方向性に重なり合いが見えたのです。「自分たちの強みとトレンドの掛け合わせはやっぱりここだ」という確信が得られましたし、事業を発展させるために注力すべきポイントが私の中でより明確になりました。

佐藤製薬やブランドの特徴に合わせて関連が深い美容業界の最新事例をピックアップして解説するなど研修内容を柔軟に設計していただけたこと、そしてBeautyTech.jpによる幅広い情報があったからこそ、短時間でも実のあるディスカッションができたのだと思います。

―― 最後に、佐藤製薬の化粧品事業の今後の展望についてお聞かせください。

郷野: 今回の研修で「佐藤製薬のユニークな強み」を再確認できました。美容業界には多くの企業が参入していますが、製薬会社だからこそできるアプローチ、築いてきたエビデンスや研究成果という強みが弊社にはあります。薬は「有事」の際に必要なものですが、化粧品は「日常」に寄り添い、健やかな状態を保つために365日必要なものです。ユンケルなどで培った信頼と、化粧品による日常のケア。この両輪でお客様の生活を支えていくことこそが、佐藤製薬が提供できる価値だと信じています。「佐藤製薬が化粧品を展開している」ことを知らない方もまだ沢山いらっしゃいますので、マーケティング活動や営業活動を通じて認知を広げ、その良さを多くの人に届けていきたいです。

先日もメディア向けの発表会を行いましたが、参加されたジャーナリストの方々から「佐藤製薬がここまで皮ふ研究やエビデンスのデータを取っているとは知らなかった」「創業100年以上の歴史があるからこそ、生薬や和漢植物への知見がたまっているんですね」といった驚きの声をいただきました。 医療領域の知見活用、そしてエビデンスに基づいた確かな製品づくり。これらを強みに、唯一無二のブランドを育てていきたいと思います。 

―― ありがとうございました。


「美容の未来を語れるチーム」づくりのためにこのプログラムができること

今回の事例は、確かな専門的知識を持つビューティトレーナーの方々が、「外部トレンド・未来トレンドの取り込み」と「組織内の対話」によって、さらに大きな意識変革と具体的なアクションプランが生まれることを示しています。

特に、普段単独で活動されているビューティトレーナーの皆様が、未来仮説やトレンドを共有することでチームとしての自覚を持ち、一体感を感じることで、マンネリを打破するきっかけを得たことは、多くの企業様が抱える課題解決のヒントになると考えます。

アイスタイルが提供する「美容業界イノベーションプログラム」の「Beauty Innovation Insight」は、美容業界で起きているイノベーションを体系的に整理し、貴社独自の強みと未来のトレンドを掛け合わせることで、「研修で終わらせない」実践的なアウトプットを導き出すことを意識しています。

「自社の事業の未来を社員に当事者として考え、実行してほしい」
「変化の激しい市場で、次のコミュニケーション軸、新規事業のアイデアを豊富に出したい」
こういった課題解決にぜひ本プログラムをご検討ください。最短90分から、ご要望に合わせ、プログラムのカスタマイズも可能です。

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