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COLUMN

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ワード出現率が10年で17倍に。美容のための「インナーケア」需要をひも解く|ウェビナーアーカイブからのヒント

ワード出現率が10年で17倍に。美容のための「インナーケア」需要をひも解く|ウェビナーアーカイブからのヒント サムネイル画像

「インナーケア」という言葉は、@cosmeのサプリメントカテゴリーのクチコミのなかで5年ほど前から増え始め、直近1年間では10年前と比べ約17倍に増加しています。(2025年5月末現在)

「健康のためのサプリ摂取」は以前から存在していましたが、近年はそこに“美容のための内側ケア”という新しい文脈が加わり、@cosmeのクチコミでも「インナーケア」という言葉が増えてきました。この変化の背景には、サプリ=栄養補給にとどまらず、美容効果を期待する人が増えてきていることが考えられるのではないでしょうか。生活者は、インナーケアに何を求め、どのような情報に触れているのか。調査データを元に探ります。

今回は、株式会社ネオマーケティングによる1,000人調査とオンラインデプスインタビュー、そしてアイスタイルが持つ@cosmeのクチコミデータやユーザーアンケート結果を掛け合わせ、リアルなインナーケア市場の姿を明らかにしたウェビナー「1,000名調査アンケート・インタビュー結果を初公開!行動と意識のズレをうめる インナーケア市場の現在地」から見どころをご紹介。語るのは、ネオマーケティング インサイトコンサルタント 中村知佳氏とアイスタイル @cosmeリサーチプランナー 西原羽衣子です。

スピーカー

  • <font size=4>株式会社ネオマーケティング<br>インサイトコンサルタント<br>中村 知佳</font>

    株式会社ネオマーケティング
    インサイトコンサルタント
    中村 知佳

    コンサルタントとして様々な業界のマーケティング課題解決の支援を行った経験を活かし、現在は定性調査の企画~実査部分の業務に従事している。
    化粧品や健康食品などの女性向けの商材をはじめ、金融業界の案件を得意としている。ラジオのレポーターや司会業でも活動中。
  • <font size=4>株式会社アイスタイル<br>@cosmeリサーチプランナー <br>西原羽衣子</font>

    株式会社アイスタイル
    @cosmeリサーチプランナー
    西原羽衣子

    @cosmeを運営するアイスタイルにて、美容市場における生活者の深い理解を目指し、@cosme会員組織を活用したマーケティングリサーチの実施、および@cosmeに蓄積されたクチコミをもとにユーザー特性や商品特性の調査分析を行う。読売新聞、日経MJ、日経TRENDY、光文社「bis」等、新聞・雑誌媒体への協力・出演や、宣伝会議等のセミナー講演、化粧品メーカーのPRイベント登壇、ラジオ出演等、多岐にわたって生活者の消費傾向・トレンド情報の発信に携わる。


見どころ

@cosmeのクチコミにおける「インナーケア」の出現率は10年前と比較して17倍に(5:23〜)

実は化粧品だけでなく、サプリメントやフードに関するクチコミも多く投稿される@cosme。年に2回発表の「アットコスメのベストコスメアワード」でも「ベストインナーケア」として、生活者に支持されているインナーケア商品を発表しています。アイスタイル西原は、「インナーケア」というワードの出現率が2019年ごろから増え始め、2025年には10年前と比較して17倍になっていると紹介。

「「従来から使われている『サプリ』や『サプリメント』というワードと比較すると『インナーケア』というワードの出現数はまだまだ少なく6分の1ほどだ。しかし、『サプリ』や『サプリメント』の出現率は10年前に比べると82%に減少している。もしかすると5〜10年後、『サプリ』や『サプリメント』というワードに代わり、『インナーケア』というワードが主流となる日が来るかもしれない」(西原)といいます。

全国20~69歳女性1,000人を対象にした「美容のためのインナーケア」調査結果(13:35〜)

続いて、ネオマーケティングの中村氏は、同社が全国の20〜69歳女性1,000人を対象に実施したネットリサーチと、うち数名に行ったオンラインデプスインタビューの結果を年代別に紹介しました。この調査は「美容のためのインナーケア」に関する価値観、意識、実態、情報収集の状況を調べるものです。

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ここでは、
・インナーケアの実践状況
・インナーケアをはじめるきっかけ
・美容のためのインナーケアに関する情報の収集源
・美容のためのインナーケア商品の購入場所
・美容のためのインナーケアに期待する効果
・美容のために意識的に取りたい成分 栄養素

といった調査結果が紹介され、西原も近年増加傾向にある関連ワード、逆に減っている関連ワードから生活者の行動変容を考察し、共有しました。(25:02〜)

また中村氏からも、サプリメントを摂取しているにもかかわらず、それが「インナーケア」をしているということだと自覚がない生活者が実は多いことや、意識してインナーケアをしている人はしていない人と比較して、スキンケアなどの「外側のケア」にも積極的で、美容意識が全般に高い傾向にあることなどの調査結果、そしてインナーケアをしている人の持つ「インナーケアに対する期待」や、インナーケアをする人の年代別の傾向などの分析が語られました(28:45〜)。

インナーケア商品プロモーション設計のヒント(35:27〜)

中村氏、西原の分析をうけ、生活者のインサイト別に4つのインナーケア商品の訴求設計を提案。@cosmeのクチコミランキング上位商品や、トレンドを反映した新商品、インナーケアが盛んな韓国発の注目ブランドの商品もあわせて紹介しました。

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ウェビナーではそのほか、@cosmeの体験型コンテンツを利用したインナーケア商品訴求事例(46:54〜)や、自社ブランドや商品について調査しマーケティングに活用できる@cosmeクチコミ分析レポート(48:29〜)も紹介。Q&Aコーナー(48:49〜)では「男性と女性で傾向は違うのか?」といった視聴者からの質問にも回答しました。

<アーカイブ動画はこちらから>

 

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